飲食店の開業でつまずくのは、知識の量ではなく順番です。あとから変えられる項目と、変えられない項目が混ざっているからです。

賃料25万円の物件で、判断が止まって着工が1か月遅れれば、25万円が売上ゼロのまま出ていきます。迷っている時間そのものに値段が付いています。

決めることは10。そのうち物件契約前にしか決められないものが4つあります。そこから手を付ければ、あとは順に進みます。

この記事でわかること

  • 物件を申し込む前に紙にしておくべき数字はどれかを判別し、「まだ決めなくてよいこと」を後回しにして日程を縮める方法
  • 日本政策金融公庫の最新調査から、開業費用の平均値と中央値のどちらを自分の基準にすべきかを決め、自己資金の目安を出す手順
  • 保健所の施設基準のうち、内装工事の図面段階で決まってしまう項目(区画・手洗い・床と内壁・排水・便所・更衣場所)を、着工前に一つずつ潰す進め方
  • 食品衛生責任者と防火管理者について、自店に選任義務があるかを収容人員から判定し、講習の予約をいつ入れるかを決める方法と、排気・グリース阻集器・電気容量・ガスの引込を内覧当日に管理会社へ投げる質問文の形にして持ち帰る方法
  • 内装工事に何百万円かける判断を、「1日あたり何人のお客様が増えれば回収できるか」に翻訳して決める計算手順
  • 物件契約から開店までを週単位の日程表に落とし、営業許可・消防の届出・深夜の酒類提供の届出の締切から逆算する方法
契約時に賃料の数か月分、着工時に内装工事の着手金、機器の発注時、工事完了時に残金、開店直後に仕入の支払い、開店3か月目以降に運転資金。
総額よりも「いつ出ていくか」|工事完了時の残金と、開店前の仕入・人件費は同じ時期に重なります。売上が入り始めるのはそのあとです。回答者の41.3パーセントが予想月商に届いていないという調査結果も、資金計画に織り込んでおいてください。

飲食店開業でつまずくのは「順番」である

変えられないのは、排気の経路、給排水の位置、電気とガスの容量、建物の用途。どれも物件で決まっていて、工事では埋めきれないことがあります。

あとから変えられる項目と、変えられない項目の分かれ目
項目 いつまでなら変えられるか 契約前に自分で確かめる方法
電気の引込容量 物件を契約するまで。契約後に増設するには建物側の幹線工事が必要になり、他のテナントの合意や電力会社との協議が入るため、日程が読めなくなる 分電盤の扉を開けて写真を撮り、主幹ブレーカーの容量表示と空き回路の数を控える。管理会社に「この区画で契約できる上限アンペアは何アンペアですか」と書面で聞く
ガスの供給方式と口径 物件を契約するまで。都市ガスかプロパンかで機器の選定が変わり、口径が細ければ同時使用時に火力が落ちる ガスメーターの号数と設置位置を写真に撮る。都市ガスなら供給会社名を管理会社に確認し、厨房機器の合計ガス消費量を伝えて足りるか照会する
排気ダクトの経路 物件を契約するまで。外壁または屋上まで抜ける経路が取れない物件では、火を使う調理そのものが成立しないことがある 天井点検口を開けて既存ダクトの有無を見る。建物の外へ出て、外壁のどこにフードの出口があるかを写真に撮り、真下と隣が何かを確認する
給排水の立管の位置 物件を契約するまで。立管から遠い位置にシンクや便所を置くと、床を上げて勾配を取ることになり、天井高と段差が犠牲になる 既存の便所・給湯室の位置と、床の点検口の位置を平面図に印を付ける。前の店が飲食店なら、その排水位置をそのまま活かせるかを内装会社に見てもらう
厨房と客席の面積配分 着工するまで。図面の段階なら何度でも引き直せるが、着工後の変更は解体と再施工の費用がかかる 使う予定の厨房機器を紙に書き出し、幅と奥行きを合計して必要な壁面の長さを出す。その長さが区画に収まるかを平面図の上で確かめる
仕上げ材・照明・什器 おおむね発注の直前まで。内装制限がかかる部分を除けば、選び直しても工期に大きく響かない 候補を3案までに絞り、それぞれの単価と数量を内装会社に出してもらう。決定は資金の目処が立ってからで間に合う
メニュー構成・価格 開店後も変えられる。ただし厨房機器の選定に影響する部分(揚げ物の有無、焼き台の要否など)は着工前に固める 提供する予定の料理を20品ほど書き出し、それぞれに必要な機器を横に書く。機器の一覧ができた時点で厨房機器業者に見積もりを依頼する

公的調査で、開業の規模と資金を確かめる

日本政策金融公庫の新規開業実態調査に、開業費用と資金調達の実額が出ています。この数字を、そのまま準備の行動に翻訳できます。

公的調査の数字を、開業準備の行動に翻訳する
調査で分かること 自分の計画にどう効くか 今日から実行できること
開業費用の中央値は600万円、平均値は975万円 平均値は高額な一部に引っ張られている。半数は600万円以下で開業しており、規模を絞れば手が届く水準にある 自分の候補物件について、内装・厨房機器・保証金・運転資金の4つに分けて金額を書き出し、合計が600万円と975万円のどちら側かを確かめる
開業費用500万円未満が41.8% 坪数を小さく、席数を絞り、居抜きを選べば500万円台に収まる可能性がある。逆にスケルトンで20坪を超えると一気に上がる 候補物件を「居抜き15坪以下」「スケルトン20坪以上」の2群に分けて、それぞれで概算を出し、金額差を数字で見る
調達額に占める自己資金は平均22.9%(279万円) 総額の2割強を自己資金で用意するのが平均像。これを大きく下回ると、融資の審査で説明を求められる いま手元にある現金と、開業までに貯められる額を合計し、想定する開業費用で割って自分の自己資金比率を出す
41.3%が予想月商に届いていない 売上予想が外れるのは例外ではなく、4割で起きている。予想の7割で回る資金繰りを組んでおく必要がある 想定売上の70%で月次の収支表を作り直し、何か月で現金が尽きるかを計算する。尽きるまでの月数が3を下回るなら計画を縮小する
開業時の苦労1位は「資金繰り、資金調達」56.9% 準備段階で最も時間を取られるのがお金の手当て。ここに手間取ると物件の申し込み期限に間に合わない 物件を探し始めた時点で、日本政策金融公庫の窓口相談を予約する。物件が決まってからでは融資の実行が間に合わない
現在の苦労1位は「顧客・販路の開拓」48.8% 開店後の悩みは集客に移る。内装と設備で予算を使い切ると、開店後に打てる手がなくなる 開店から3か月分の広告費・販促費を、内装費とは別の行に立てて予算表に書く。金額は月商予想の3〜5%を目安に置く
開業時の平均従業者数は2.8人 開業直後の規模は3人未満が標準。厨房と客席の設計も、この人数で回せる動線にする必要がある 自分を含めて何人で営業するかを先に決め、その人数でピーク時に何席まで回せるかを、いま働いている店で実測して確かめる

決めること1〜3|数字・物件の型・許可の条件

最初にやるのは紙に4つの数字を書くことです。客単価、席数、回転数、営業日数。これがないと、物件が広すぎるのか狭すぎるのかも判断できません。

居抜きとスケルトンは、金額だけで選べません。残っている設備が使えるかどうかで逆転します。

営業許可のために内装で作り込む項目は、名古屋市の共通基準に書かれています。手洗い、区画、床と壁の仕上げ。設計条件そのものです。

決めること1で紙に書く4つの数字と、その決め方
決める数字 迷ったときの考え方 根拠を作る方法
客単価 提供する料理と飲み物の組み合わせから積み上げる。「近隣がこの価格だから」で決めると、原価率が合わなくなる 想定するご注文の組み合わせを5パターン書き、それぞれの合計金額を出して平均する。同時に各パターンの原価も出し、原価率が30%台に収まるか確かめる
席数 面積から割り出すのではなく、自分と従業員が何人で回せるかから決める。席があっても回せなければ意味がない いま働いている店で、ピーク時に自分が同時に見られる席数を実測する。その数を超える席は、増員か提供方法の簡略化とセットでしか設計しない
回転数 ランチとディナーで別々に置く。滞在時間が長い業態ほど回転は落ち、その分を客単価で埋める必要がある 現在の勤務先で、入店から退店までの時間を20組分メモし、平均滞在時間を出す。営業時間を平均滞在時間で割ると理論上の上限回転数が出る
営業日数・営業時間 週休を先に決める。休まない前提の計画は、体調を崩した時点で崩れる 週の定休日と、月の総営業日数を先にカレンダーに書き込む。そのうえで、ひとりで立てる日数の上限を決めておく
居抜きとスケルトンの比較|金額以外に見るべき点
確認する項目 居抜きで起きやすいこと/スケルトンで起きやすいこと 契約前に自分で確かめる方法
残置設備の動作 居抜き:写真では使えそうに見える機器が、通電してみると動かない。修理費が新品購入と大差ないこともある 内覧時に電気と水を通してもらい、冷蔵庫・製氷機・食洗機・給湯器を実際に動かす。動かせないなら、動かないものとして見積もる
残置物の所有権 居抜き:設備が誰の持ち物か曖昧なまま契約すると、退去時に自分の費用で撤去することになる 残っている設備を一覧にして写真を撮り、「これらの所有者はどなたですか」「退去時の撤去義務はどちらにありますか」を書面で質問する
排気ダクトの状態 居抜き:ダクトはあるが内部に油が固着していて風量が出ない。清掃で済むか交換が要るかで金額が一桁変わる フードの内側とダクトの入口を懐中電灯で照らして写真を撮り、内装会社かダクト清掃業者に見せて判断してもらう
現行の施設基準への適合 居抜き:前の店が許可を取った当時の基準と現在の基準が違い、手洗いの水栓などを直す必要が出る 厨房の写真と平面図を持って管轄の保健センターへ行き、「この設備のまま許可が下りますか」と確認する
工期と賃料の発生時期 スケルトン:設計と施工で2〜3か月かかる場合があり、その間の賃料が丸ごと持ち出しになる 募集条件のフリーレント(賃料の免除期間)の有無と月数を確認し、想定工期がその期間に収まるかを計算する
原状回復の範囲 両方:退去時にスケルトンへ戻す義務があると、居抜きで入っても出るときに解体費用が発生する 契約書案の原状回復条項を取り寄せ、「入居時の状態」なのか「スケルトン」なのかを文言で確認する
営業許可のために内装工事で作り込む項目(名古屋市の共通基準より抜粋)
基準の項目 工事で何が決まるか 図面の段階で確認すること
作業区分に応じた区画 厨房と客席、住居や食品を扱わない室との間の仕切り。あとから壁を立てると、空調と照明の配置もやり直しになる 平面図に厨房・客席・便所・更衣・ごみ置き場を色分けして書き込み、その図面を保健センターに見せて区画の切り方が適切か確認する
流水式手洗い設備と水栓の形式 手洗い器の個数と位置、そして水栓が肘操作・自動止水などの形式かどうか。器具の選定と給排水の位置が同時に決まる 手洗い器の位置を平面図に印を付け、選定する水栓の型番と写真を用意して、再汚染防止の構造にあたるかを確認する
床面の不浸透性と排水 床の仕上げ材と勾配、排水溝の位置。仕上げてから勾配を変えることはできない 厨房の床の仕上げ材の品名と、排水溝・排水口の位置を図面に明記してもらい、水を流したときにどこへ集まるかを説明してもらう
内壁の腰張り 床から一定の高さまでの壁の仕上げ材。汚染されやすい高さまで不浸透性材料であることが求められる 厨房の壁の仕上げ材と腰張りの高さを図面の展開図に書き込んでもらい、その高さで足りるかを保健センターに確認する
便所と専用の手洗い 便所の位置と、便所専用の手洗い設備。厨房の手洗いと兼用にはできない 便所の扉が厨房に直接向いていないか、便所内に専用の手洗いがあるかを平面図で確かめる
更衣場所 従事者が着替える場所。面積の小さい店では確保を忘れやすく、指摘を受けてから場所を探すことになる 平面図に更衣場所を明示し、従事者の人数に対して広さが足りるか、作業場への出入りが容易な位置かを確認する
照明・換気・防そ防虫 照度の確保、結露を防ぐ換気、ねずみや昆虫の侵入を防ぐ設備。天井を閉じたあとの追加は難しい 厨房の照度計画、換気扇と給気口の位置、外部に面する開口部の網戸やエアカーテンの有無を図面上で確認する
開業前に押さえる2つの資格と、いつ動くか
資格 誰に必要か/何を求められるか いつ・どう動くか
食品衛生責任者 営業許可を要する施設ごとに設置が必要。調理師・栄養士等の資格があれば講習は不要で、なければ養成講習会を受講する 自分か従業員に該当資格があるかを先に確認する。なければ、営業許可申請と同時に講習会を申し込む。氏名を掲示する場所も設計時に決めておく
防火管理者 飲食店を含む特定防火対象物では、建物全体の収容人員が30人以上で選任が必要。非特定防火対象物では50人以上 平面図と想定席数・従業員数を持って区の消防署予防課へ行き、義務の有無と受講すべき講習の種類を確認する。義務があるなら講習の日程を先に押さえる
(参考)実務講習会 名古屋市は、要許可業種等の食品衛生責任者に対して、市が開催する実務講習会を定期的に受講し新たな知見の習得に努めることを求めている 開業後の継続的な義務として、年間の予定に組み込んでおく。開店前に受講する必要はないが、存在は知っておく

決めること4〜7|厨房・内覧・排気・消防

厨房の面積は、あとから広げられません。メニューと最大同時提供数から先に決めてください。

内覧の当日に管理会社へ投げる質問も決まっています。排気・排水・においの3点は、この場で聞かないと契約後には手遅れです。

消防と建築の観点は、着工前に決着させます。内装制限と避難経路は、仕上げ材と席の配置を縛ります。

厨房の面積と動線を決めるときの確認項目
項目 決め方を誤るとどうなるか 自分で実行する手順
機器の外形寸法の合計 比率で厨房を決めると、機器を並べたときに通路が40センチメートルしか残らず、すれ違えない厨房ができる 機器リストの幅を合計し、必要な壁面長さを出す。そこに通路幅(ひとりなら90センチメートル前後、すれ違うなら120センチメートル前後)を足して必要奥行きを計算する
搬入経路 厨房には収まるが、建物の入口や階段、扉を通らずに機器が入らない。分解搬入やクレーンで追加費用が出る 建物の入口から厨房の扉まで歩き、エレベーターの内寸、扉の有効幅と高さ、廊下の曲がり角を測って機器の寸法と突き合わせる
食材と食器の動線 提供と下げ物が同じ通路で交差し、ピーク時に人がぶつかって提供が遅れる。衛生上の指摘を受けることもある 平面図に、食材の流れを青、下げ物の流れを赤で矢印を描き、交差する箇所に印を付ける。3か所以上交差するなら配置を見直す
区画の切り方 壁で仕切りすぎて動きにくくなるか、仕切らなさすぎて衛生管理の説明ができなくなる 区画案を2つ作り、両方を持って保健センターに相談する。壁・時間・洗浄消毒運用のどれで担保するかを窓口と合意する
客席との関係 厨房の音とにおいと熱が客席に直接届く。とくにカウンター越しの厨房では換気の設計が客席の快適性を左右する カウンターの高さと厨房側の床レベルを図面で確認し、調理中の手元がどこまで見えるかを断面図で説明してもらう
洗い場の位置 洗い場が客席から丸見えになり、営業中ずっと生活感が出てしまう。あとから隠すには壁の追加が要る 客席の一番奥の席に座った視線の高さで、洗い場のどこが見えるかを図面上で確認する
内覧当日に管理会社へ投げる質問と、その理由
確認するインフラ 足りないと何が起きるか 管理会社への質問文(そのまま使えます)
電気の契約容量 ピーク時にブレーカーが落ちる。増設には建物の幹線工事が必要で、他テナントの合意や電力会社との協議が入り、日程が読めなくなる 「この区画で契約できる電気容量の上限は何アンペア(またはキロボルトアンペア)ですか。増設する場合、幹線の余裕はありますか。書面でご回答いただけますか」
ガスの種類と供給量 都市ガス用の機器をプロパンで使えず買い直しになる。口径が細いと同時使用で火力が落ちる 「都市ガスとプロパンのどちらですか。都市ガスの場合は供給会社と種類(13Aなど)を教えてください。ガスメーターの号数と、増径の可否も教えてください」
給水の口径と水圧 複数のシンクと食洗機を同時に使うと水の出が細くなる。増径は建物側の工事になる 「この区画への給水の口径は何ミリメートルですか。受水槽方式か直結方式かも教えてください」
給湯の方式と能力 ピーク時に湯温が下がり、食器洗浄が追いつかない。給湯器の増強にはガスと設置場所の両方が要る 「給湯器は残置されていますか。号数と設置位置、そして交換・増強する場合の設置可能な場所を教えてください」
排水の経路と立管の位置 立管から遠いとシンクの位置が制約される。勾配を取るために床を上げると、天井高と段差が犠牲になる 「排水の立管はどこにありますか。竣工図か設備図をお借りできますか。床下の配管スペースは何センチメートルありますか」
空調の室外機の設置場所 厨房の熱を処理する能力の空調を入れたくても、室外機を置く場所がない 「室外機を設置できる場所はどこですか。屋上やバルコニーは使えますか。既存の室外機の数と空きスペースを見せていただけますか」
深夜・早朝の稼働制限 営業時間帯に共用部が施錠される、あるいは深夜の稼働音に制限がある 「共用部の施錠時間と、営業時間に関する建物側の制限はありますか。深夜の営業やごみ出しについての取り決めも教えてください」
排気・排水・においの3点で、契約前に確かめること
項目 契約後に気づくと何が起きるか 内覧当日に確かめる方法
排気ダクトの経路 屋外へ抜ける経路がなく、火を使う業態を諦めるか、物件を諦めるかになる。判明するのは内装会社の現地調査のときで、すでに契約後であることが多い 天井点検口を開けて既存ダクトの有無と径を確認し、写真を撮る。建物の外に出て、外壁または屋上のどこに出口があるかを見る
排気の出口の向き 隣のテナントの窓や上階のベランダに向いていて、開店後ににおいの苦情が入る。脱臭装置の追加で数十万円が発生する 出口の位置から3メートル以内に何があるかを写真に撮る。上階が住戸なら、洗濯物が干されている位置を確認する
給気の経路 排気だけ強くして給気を取らないと、室内が負圧になり扉が重くなる。排気の風量も出ず、においが客席に回る 外気を取り入れられる開口部が確保できるかを平面図で確認し、給気口の位置を内装会社に図面へ書き込んでもらう
グリース阻集器の設置場所 床下に設置スペースがなく、厨房の床を上げるか、屋外に置くことになる。屋外設置は管理会社の承諾が要る 既存の阻集器があるかを床の点検口で確認する。ない場合は、床下の配管スペースの高さを測り、内装会社に設置可否を判断してもらう
阻集器の清掃動線 設置場所が客席の下や什器の裏になり、毎日の清掃ができず悪臭の原因になる 阻集器の予定位置に立ち、蓋を開けて中身を汲み出す動作ができる空間があるかを確かめる
ごみの保管場所と搬出 生ごみの保管場所を確保していないと、厨房の隅に置くことになり、においと衛生の両方で問題になる 建物のごみ置き場の位置と使用ルール、収集の曜日と時間を管理会社に確認する。自店内の一時保管場所も平面図に書き込む
消防と建築の観点で、着工前に決着させる項目
項目 着工後に判明すると何が起きるか 図面の段階でやること
消防用設備の種類と数 誘導灯や自動火災報知設備の増設が必要と判明し、天井を閉じたあとに開け直すことになる 平面図を持って区の消防署予防課へ行き、必要な設備の種類・数・設置位置を確認して図面に書き込む
避難経路と間仕切りの位置 間仕切りが避難経路を狭めていると指摘され、壁の位置を動かすことになる。電気と空調の配置もやり直しになる 出入口から屋外までの経路を平面図に赤で描き、その幅を測って予防課に見せる。個室や物置を作る場合は必ずこの段階で相談する
防火対象物使用開始届 提出が遅れて開店日に間に合わない。届出の内容と実際の施設が違うと、直してから再提出になる 予防課で提出期限を確認し、逆算して提出日をカレンダーに書く。様式は市の公式サイトからダウンロードして、記入例と見比べる
内装制限の範囲 使いたい仕上げ材が使えず、意匠を作り直す。発注済みの材料が無駄になることもある 設計者に、内装制限がかかる範囲を平面図と展開図で色分けしてもらい、その範囲で使える材料の候補を3つ出してもらう
用途変更の要否 前の用途が飲食店以外で、規模によっては建築基準法上の用途変更の手続きが必要になる場合がある 建物の登記や竣工図から従前の用途を確認し、飲食店にする場合に手続きが要るかを設計者に判定してもらう
火気使用設備の届出 厨房設備の設置に関する届出が別途必要と判明し、開店直前に慌てることになる 厨房機器のリストを持って予防課へ行き、届出が必要な設備がリストの中にあるかを確認する

決めること8〜10|深夜営業と、資金の山

深夜0時を過ぎて酒類を提供するなら、届出が要ります。用途地域によっては、そもそもできません。判定の手順を表にしました。

支払いは特定の時期に重なります。保証金、工事の中間金、機器の代金、仕入れ、そして人件費。重なる時期を先に知っていれば、手が打てます。

深夜の酒類提供を検討するときの判定手順
確認する項目 見落とすとどうなるか 確認の方法
深夜帯を営業するかどうか 「とりあえず0時まで」と曖昧にしておくと、届出の要否が判断できず、開店直前に慌てることになる 営業時間を何時から何時までにするかを先に紙に書く。深夜0時以降に酒類の提供を主とするなら、届出が必要な業態として扱う
候補物件の用途地域 住居系の用途地域では深夜の酒類提供飲食店営業ができない。契約後に判明しても物件は変えられない 自治体の都市計画図(用途地域図)で候補物件の住所を調べる。第一種低層住居専用地域から第二種住居地域まで、および田園住居地域なら候補から外す
届出の期日 営業開始の10日前を過ぎてから届け出ると、その日から営業できない 開店予定日から10日を引いた日を届出の締切としてカレンダーに記入し、書類の準備をそこから逆算する
営業所の平面図 届出に平面図が要ることを知らず、内装会社に依頼し直して日数を消費する 内装会社に、届出用の平面図が必要になることを設計の段階で伝えておき、完成図面を電子データでもらう
住民票などの添付書類 本籍または国籍の記載がない住民票を取ってしまい、取り直しになる 市区町村の窓口で「本籍記載の住民票」と明示して請求する。法人なら定款と登記事項証明書もあわせて用意する
営業形態の区分 接待を伴う営業や、深夜に遊興をさせる営業は届出ではなく許可の対象で、要件も期間も大きく異なる 自店で想定するサービス内容を具体的に書き出し、警察署の生活安全課で「これは届出と許可のどちらに当たりますか」と確認する
支払いが重なりやすい時期と、事前に打てる対策
支払いの山 重なると何が起きるか 事前にできること
契約時(保証金・礼金・仲介手数料・前家賃) 賃料の数か月分がまとめて出る。融資の実行前であることが多く、自己資金で支払うことになる 募集条件から保証金・礼金・仲介手数料・前家賃の合計を先に計算し、その全額を自己資金で用意できるかを確認してから申し込む
着工時(内装工事の着手金) 工事金額の一定割合を先に支払う。契約時の支払いと同じ月になると現金が一気に減る 見積もり提示の段階で「着手金・中間金・残金の割合と支払い時期」を書面で確認し、契約時の支払いと1か月以上ずらせないか交渉する
厨房機器の発注時 納期の長い機器は早めの発注が必要で、支払いも早くなる。中古機器は前金を求められることが多い 機器ごとの納期を一覧にし、納期が長いものだけを先に発注する。支払い条件(前金の有無と割合)も一覧に書き込む
工事完了時(残金) 工事の残金と、開店前の仕入・人件費が同じ時期に来る。ここで現金が尽きる例が多い 残金の支払い日と、初回仕入の支払い日、最初の給与支払い日を同じ表に並べる。融資の実行日がその前にあるかを確認する
開店直後(仕入の支払いサイト) 売上は日々入るが、仕入の支払いは翌月にまとめて来る。開店直後は在庫を厚めに持つため金額が大きくなりやすい 仕入先ごとの支払いサイト(締め日と支払日)を契約時に確認し、開店から3か月分の支払い予定を表に書く
開店3か月目以降(運転資金) 売上が予想を下回ると、固定費の支払いで現金が減り続ける。前述の調査では41.3%が予想月商に届いていない 想定売上の70%で3か月分の収支を計算し、そのときに必要な現金を「運転資金」として設備資金と別枠で確保する

物件契約から開店までの日程

開店日から逆算すると、締切は3つに集約されます。図面の確定、工事請負契約、保健所の検査。どれかが遅れると、開店日が動きます。

開店日から逆算する3つの締切と、遅れたときに何が起きるか
締切 遅れると何が起きるか 締切を守るために先に決めること
営業許可申請|開業予定日の20日前まで 申請が遅れると、その分だけ施設審査と許可書の交付が後ろへずれ、開店日を動かすことになる 開店予定日を決めたら、その20日前をカレンダーに赤で記入する。申請書と添付書類の一覧を保健センターで先にもらっておく
深夜の酒類提供の届出|営業開始の10日前まで 届出が10日前を過ぎると、その日から深夜帯の営業ができない。昼の営業だけで開店することになる 営業所の平面図を内装会社から電子データでもらい、住民票(本籍記載)を先に取得しておく
内装工事の完了|開店日の2週間前 完了が遅れると施設審査の日程が取れず、営業許可書の交付が間に合わない。日付入りの告知を出していると訂正が必要になる 契約時に工事の完了予定日を書面で確認し、開店予定日との間に2週間以上あるかを見る。足りなければ開店日を後ろへずらす
防火対象物使用開始届|条例による 提出が遅れると、使用開始の確認が済まないまま営業を始めることになり、是正を求められる可能性がある 区の消防署予防課で提出期限を確認し、その日をカレンダーに記入する。様式は事前にダウンロードして記入例と見比べておく
食品衛生責任者の講習|開催日程による 希望日が埋まっていると次回まで待つことになり、営業許可の要件を満たせない 営業許可申請と同時に講習会を申し込む。既存の資格(調理師など)で代替できるかを先に確認する
日付入りの開店告知|許可の見通しが立ってから 先に告知すると、間に合わせるために仕様を落とすか、訂正して信用を落とすかの選択になる 施設審査の日程が確定するまでは、幅のある表現(何月上旬オープン予定)にとどめる
物件契約から開店までの逆算手順
  1. 契約の3か月以上前。決めること1を紙に書く。客単価・席数・回転数・営業日数の4つを決め、想定月商と許容賃料を計算する。同時に、日本政策金融公庫などの窓口相談を予約する。
  2. 契約の2か月前。物件の内覧を始める。分電盤・ガスメーター・天井点検口・床の点検口の4か所を毎回撮影する。管理会社への7つの質問(決めること6)を書面で送り、回答を書面でもらう。
  3. 契約の1か月前。候補物件を2〜3件に絞り、それぞれの平面図を持って管轄の保健センターと区の消防署予防課へ事前相談に行く。深夜帯の営業を予定するなら、用途地域を都市計画図で確認する。
  4. 契約の2〜3週間前。賃貸借契約書の案を取り寄せて読む。原状回復の範囲、造作の所有権、営業時間の制限、フリーレントの有無を確認する。並行して事業計画書を作り、融資の申し込みを行う。
  5. 契約日。保証金・礼金・仲介手数料・前家賃を支払う。引き渡し日と、賃料の発生開始日を書面で確認する。この日から工期のカウントが始まる。
  6. 契約から1週間以内。内装会社の現地調査を受ける。厨房機器のリスト(決めること5)と、管理会社からの回答書面を渡す。同じ資料を、見積もりを依頼するすべての会社に渡す。
  7. 契約から2〜3週間。平面図の初案を受け取り、区画・手洗い・床と内壁・排水・便所・更衣場所を確認する。この図面を持って保健センターと消防署予防課へ2回目の相談に行き、指摘があれば図面を直す。
  8. 契約から3〜4週間。見積もりを比較し、内装会社を決める。着手金・中間金・残金の割合と支払い時期を書面で確認し、支払いの週次表に書き込む。厨房機器のうち納期の長いものを先に発注する。
  9. 契約から1か月。着工。あわせて、食品衛生責任者の資格の有無を確認し、必要なら養成講習会を申し込む。防火管理者の選任義務があるなら、講習の日程を押さえる。
  10. 着工から3〜4週間。工事が進む間に、営業許可申請の書類を準備する。開業予定日の20日前までに、手数料を添えて管轄の保健センターへ提出し、施設審査の日を打ち合わせる。同時に食品衛生責任者の講習会も申し込む。
  11. 開店の3週間前。深夜0時以降に酒類の提供を主とするなら、営業開始の10日前までに警察署の生活安全課へ届出書と添付書類を提出する。平面図の電子データを内装会社からもらっておく。
  12. 開店の2週間前。内装工事の完了と施主検査。図面どおりに手洗いの水栓、床の勾配、排水、換気が入っているかを、平面図と照らして確認する。是正が必要なら、この時点で指摘する。
  13. 開店の10日前ごろ。保健センターの施設審査。責任者が立ち会う。指摘があれば直して再確認を受ける。ここを通らないと営業許可書が交付されない。
  14. 開店の1週間前。営業許可書の交付を待ちつつ、防火対象物使用開始届を区の消防署予防課へ提出する(提出期限は条例により異なるため、事前に確認した日程に従う)。日付を入れた開店告知はこの段階から出す。
  15. 開店の3〜5日前。厨房機器の試運転、食材の初回仕入、従業員の研修、レジと予約システムの動作確認。営業許可書が交付されたら、店内の見やすい場所に掲示する。食品衛生責任者の氏名も掲示する。
  16. 開店当日。HACCPに沿った衛生管理の記録を、この日から付け始める。衛生管理計画と手順書は開店前に用意しておく。

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よくある質問

これから飲食店を開こうとしている方から、実際によく出る質問を4つ挙げます。 いずれも「場合による」で終わりがちな問いですが、 その「場合」を分ける基準まで書きました。 契約前か契約後か、居抜きかスケルトンか、深夜に酒類を出すかどうか、 そして工事の完了と告知のどちらが先か。

この4つの分かれ目が分かれば、答えは自分で出せます。 なお、許認可と法令の最終的な判断は、 管轄の保健センター、区の消防署予防課、所轄の警察署生活安全課に必ず確認してください。 この記事の記述は2026年8月22日時点で各機関が公開している情報に基づいています。

物件を契約する前に、どこまで決めておく必要がありますか?

決めること1の業態と客単価と席数、決めること10の資金の総額と調達先、 この二つは申し込みの前に紙にしておいてください。 この二つが空欄だと、その物件が高いのか安いのかを判断できません。 賃料が適正かどうかは坪単価では分からず、想定売上に対する比率でしか見られないからです。

想定売上は客単価と席数と回転数の掛け算で出るので、 1が決まっていないと計算そのものが始まりません。 逆に、決めること5の厨房機器の型番や、メニューの最終版までは契約前に固める必要はありません。

ただし、厨房に必要なおおよその面積と、電気・ガス・給排水・排気の必要量については、 契約前に内装会社か厨房機器業者に図面を見てもらってください。 ここが建物側の条件と合わないと、契約後にどれだけ設計を工夫しても解決しません。

物件の内覧で何を測るかは店舗物件の選び方|内装工事の視点で内覧時に確認する10のポイントにまとめています。

保健所と消防には、いつ相談に行けばよいですか?

図面ができた直後、着工する前です。 名古屋市は食品取扱施設の営業許可のページで、 営業の内容に応じて必要な許可の種類と施設の基準が異なるため、 施設の工事着工前に設計図面等を管轄の保健センターに持参して相談するよう求めています。

着工後に施設基準との食い違いが見つかると、 壁を壊してやり直すか、開店を遅らせるかの二択になります。 消防も考え方は同じで、間仕切りの位置、避難経路、消防用設備の取り付け位置は、 図面の段階でしか安く変えられません。

名古屋市の場合、防火対象物使用開始届は火災予防条例第66条に基づく届出で、 届出先は防火対象物のある区の消防署予防課、手数料は不要です。 提出時期は自治体の条例によって定めが異なるため、 平面図を持って予防課へ行き、必要な消防用設備と提出期限を一覧にしてもらってください。

居抜き物件を借りれば、営業許可はそのまま引き継げますか?

自動的には引き継げません。 営業許可は施設ではなく営業者に対して与えられるものなので、 営業者が変われば原則として新たに許可を取り直すことになります。

ただし名古屋市は、許可営業者から営業を譲り受けた場合には、 新たに営業の許可を取得することなく地位の承継届の手続きが可能となる場合があると案内しており、 詳しくは管轄の保健センターに相談するよう求めています。 自店が該当するかどうかは、譲渡の形態によって変わります。

加えて注意したいのは、前の店が許可を受けた時点の基準と、いまの基準が同じとは限らないことです。 手洗い設備の水栓が洗浄後の手指の再汚染を防止できる構造かどうかなど、 現行の施設基準に照らして直す必要が出ることがあります。

契約前に厨房の写真と平面図を持って保健センターへ行き、 この設備で許可が下りるかを確認してください。

開店日の告知は、いつ出すのが安全ですか?

日付を明記した告知は、内装工事が完了して施主検査を終え、 保健センターの施設審査の日程が確定してからにしてください。 それ以前に出してよいのは、何月上旬オープン予定のような幅のある表現までです。 理由は二つあります。

一つは、名古屋市が営業許可申請書を営業開始予定日の20日前までに提出するよう求めており、 施設基準への適合を確認したあとの営業許可書の交付までに数日を要するため、 開店日についてあらかじめ相談するよう案内していることです。

もう一つは、深夜0時以降に酒類の提供を主とする営業をするなら、 風営法に基づく届出を営業開始の10日前までに出す必要があることです。 工事が1週間遅れると、この一連の日程がまとめて後ろへずれます。 日付入りの告知を先に出すと、 間に合わせるために仕様を落とすか、告知を訂正して信用を落とすかの選択になります。

まとめ|飲食店の開業で決める10のこと

内装費も追加費用も、「1日何人分の売上か」に翻訳すれば判断できます。20坪・28席・客単価3,500円の試算例を置きました。

最初にやることは、紙に4つの数字を書くことです。客単価・席数・回転数・営業日数。物件を見に行く前に決めておいてください。

試算(例)|20坪・28席・客単価3,500円の場合の月次収支
項目 金額(例) 自店の数字に置き換えるときの確認方法
月商(客単価3,500円×28席×1.6回転×25日) 392万円 客単価は想定するご注文の組み合わせ5パターンの平均から、回転数はいまの勤務先での実測から出す
原価(原価率30%) 118万円 メニュー20品それぞれの原価を計算し、想定される注文構成で加重平均した原価率を使う
粗利 274万円 月商から原価を引く。粗利率が65%を下回るなら、価格かメニュー構成を見直す
賃料+共益費 33万円 募集条件の坪単価に専有坪数を掛け、共益費と看板使用料を足す。フリーレントの有無も確認する
人件費(本人+アルバイト2名) 75万円 本人の生活費として必要な金額を先に決める。ここを低く見積もると計画が成立しているように見えてしまう
水道光熱費 18万円 いま働いている店の請求書を席数で割り、自店の席数を掛けて概算する。厨房機器の構成で大きく変わる
通信費・予約決済システム 3万円 導入予定のシステムの料金ページを見て、固定費か売上連動かを確認する
広告費・販促費 12万円 月商予想の3〜5%を目安に置く。開業時の調査でも現在の悩み1位は顧客・販路の開拓であり、削るべきではない費目
消耗品・リネン 6万円 おしぼり・紙製品・洗剤の月間使用量を、いまの勤務先の発注記録から席数比で概算する
保険料・雑費 4万円 火災保険と賠償責任保険の見積もりを、内装の設計と並行して2社以上から取る
固定費の合計 151万円 上の7項目を合計する。この金額が粗利を上回ると、その月は赤字になる
借入返済(900万円・7年) 約11万円 金融機関の返済シミュレーションに金額・期間・金利を入れて、元利合計の月額を出す
返済後に残る額 約110万円 粗利から固定費と返済を引く。売上が予想の70%だった場合も同じ計算をして、残額がプラスかを確かめる
追加費用を「1日何人分か」に翻訳する早見(例。5年60か月・粗利率70%・月25日営業・客単価3,500円)
追加費用 1日あたりに直すと この金額をかけるべき項目かどうかの判断軸
50万円 月8,333円の返済、売上で月1万1,905円、1日476円、1日0.14人(7日に1人) この水準なら、迷う理由はほぼない。あとから直せない項目(排気・電気・給排水)なら即決してよい
100万円 月1万6,667円の返済、売上で月2万3,810円、1日953円、1日0.27人(4日に1人) 営業を止めうる項目(排気の能力、電気容量、厨房の動線)なら実行する。意匠だけなら保留にして他の案と比べる
200万円 月3万3,333円の返済、売上で月4万7,619円、1日1,905円、1日0.54人(2日に1人) この規模になると、増える売上の根拠を説明できるかが分かれ目。席数が増える、回転が上がる、といった因果が言えるなら実行する
300万円 月5万円の返済、売上で月7万1,429円、1日2,857円、1日0.82人(毎日1人弱) 毎日1人分の増加を、内装の変更だけで説明できるかを問う。説明できないなら、規模を落とすか別の物件を検討する
500万円 月8万3,333円の返済、売上で月11万9,048円、1日4,762円、1日1.36人(毎日1〜2人) ここまで来ると、内装単体ではなく計画全体の見直しが必要。席数や業態から組み直したほうが早い

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