地図アプリで店名を検索すれば、ちゃんと自分の店が出てくる。それでも新規のご来店が増えないなら、切れているのは「表示」ではなく、その先のどこかです。

内装と設備に800万円かけて10年で償却するなら、月に約6万7,000円、1日あたり約2,700円を空間に払い続けています。その空間が、来店前のお客様にまったく見えていないことがあります。

来店までは7つの段階に分かれます。検索されるか、一覧に出るか、選ばれるか、詳細を見るか、写真で判断されるか、経路案内を押されるか、実際に来るか。どこで切れているかは、自分で確かめられます。

この記事でわかること

  • Googleが公式ヘルプで明記している3つの要素と、逆に公開されていないことの区別。順位を目標に置いてはいけない理由
  • ビジネス名・住所・営業時間・カテゴリについて、ガイドラインが「してはいけない」と書いている具体的な書き方と、自店の表記の直し方
  • 写真をどの種類で何枚ずつ載せるかを、公式ヘルプが示す最低枚数を基準に決める手順
  • 口コミの依頼がどこからGoogleのポリシー違反になり、どこから景品表示法の問題になるかという、位置の違う二本の線
  • 投稿・商品・サービス・予約リンクを役割で使い分ける基準と、それぞれが管理画面のどの数字に出るか
  • 経路案内のクリックが月に何件増えると売上でいくらになるかを、自店の客単価から逆算する計算
  • 改装したあとにプロフィール側で何を直さないと来店が増えないかという、内装と地図をつなぐ作業の一覧
検索される、候補に並ぶ、タップされる、中身を見られる、行動される、現地まで来られる、入店される、の7段階。どの段階で切れているかによって、打つ手が変わる。
どこで切れているかで、打つ手が変わります|写真を増やして効くのは3と4で切れている場合だけです。6で切れているなら直すのは地図のピンの位置で、7で切れているなら入口の見え方です。

「登録したのに来店が増えない」ときに起きていること

7段階のうち、どこが弱いかで打つ手が変わります。一覧に出ていないのか、出ているのに選ばれていないのか。この2つはまったく別の問題です。

来店までの7段階と、どこで切れているかの見分け方
段階 切れているときに起きていること 自分の店で今日確かめる方法
1|検索される そもそも地域名と業種で調べる方が少ない業種もある。指名検索しかない状態では、地図は既存のお客様の道案内にしかなっていない 管理画面の「検索」で、ビジネスの検索に使われた検索語句を確認し、店名以外の語句が並んでいるかを見る
2|候補に並ぶ カテゴリが実態と違う、住所の位置がずれている、オーナー確認が済んでいないなどで、候補として扱われていない 自分のスマートフォンで「地域名+業種」を検索し、上から順に画面をスクロールして自店が現れるまでの位置を数える
3|タップされる 一覧に並ぶ名前・写真1枚・評価と件数の3点だけで判断される段階。写真が暗い、または他店と区別がつかない 一覧の画面を撮影し、自店と近隣3店を並べて家族や知人に見せ、どれをタップするかと理由を答えてもらう
4|中身を見られる 営業時間が空欄、価格帯が読み取れない、写真が3枚しかないなど、判断材料が足りずに一覧へ戻られる 自店のプロフィールを上から順にスクロールし、初めての方が知りたい順に情報が並んでいるかを紙に書き出す
5|行動される 経路案内・電話・ウェブサイト・予約のどれも押されない。押しても電話がつながらない、リンク先が古い 表示されている電話番号に自分でかけ、ウェブサイトのリンクと予約リンクを自分で開いて最後まで進めるか試す
6|現地まで来られる 地図のピンが建物の裏側や隣の区画を指していて、到着地点から入口が見えない。階数の記載がなく同じビル内で迷われる 最寄り駅から自分の店へ経路案内を実際に使い、到着と表示された地点に立って入口が見えるかを確かめる
7|入店される 到着はしたが、写真と実物が違う、営業中か分からない、入口が入りにくいなどの理由で引き返される 店の斜め前に立って、入ってこられずに前を通り過ぎた人数を、営業時間帯に30分だけ数える

Googleが公開している要素と、公開していないこと

公式ヘルプに書かれているのは関連性・距離・知名度の3つだけです。順位を上げる裏技のようなものは公開されていません。

だからこの記事では、ヘルプとガイドラインで確認できることだけを扱います。確認できないことは、確認できないと書きます。

公式ヘルプで確認できることと、確認できないこと(2026年8月23日時点)
よく言われること 公式ヘルプで確認できるか 代わりに自分でできること
関連性・距離・知名度で順位が決まる 確認できる。「ローカル検索結果のランキングを改善するヒント」に、主にこの3つに基づいて表示されると明記されている 3つのうち距離は動かせないと割り切り、関連性(情報の正確さ)と知名度(クチコミと被リンク)に作業を寄せる
お金を払えば順位が上がる 否定されている。ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じない、と同ページに明記 順位保証をうたう提案を受けたら、その根拠として示された資料の出典をその場で確認する
オーナー確認をすると表示されやすい 確認できる。「検索結果にビジネス情報が表示される可能性が高くなります」と記載 自店のプロフィールに「オーナーですか?」等の表示が残っていないかを確認し、残っていれば確認手続きを始める
情報が充実しているほど表示されやすい 確認できる。「内容が充実していて正確なほど、ローカル検索結果に表示される可能性が高くなります」と記載 住所・営業時間・業種・属性の4項目について、空欄と誤りをゼロにする作業を先に終わらせる
クチコミが多いほど順位が高い 確認できる。「クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ローカル検索結果のランキングが高くなります」と記載 インセンティブを付けずに投稿を促す導線(リンクやQRコード)を用意し、返信を続ける
投稿を週◯回すると順位が上がる 確認できない。投稿の頻度と順位の関係についての記述は見つからなかった 順位のためではなく、見た方が来店を決める材料として投稿を使う。効果は表示回数ではなくボタンのクリック数で見る
説明文に地域名を入れると効く 確認できない。むしろガイドラインは、質が低い・関連性がない・特典を過度に強調するコンテンツを禁じている 説明文の先頭2行だけを読んでもらい、何の店か伝わるかを確かめる。キーワードの詰め込みは行わない
写真を◯枚載せると表示回数が増える 確認できない。枚数と表示回数の関係を示す記述は見つからなかった。ヘルプにあるのは種類ごとの推奨枚数のみ 種類ごとの推奨枚数(外観3枚、店内3枚など)を満たすことを目標にし、枚数競争はしない

対策1〜2|基本情報とカテゴリ

ビジネス名に入れてはいけない情報がガイドラインで決まっています。キャッチコピーや地名を足すのは違反です。見つかると表示が止まることがあります。

カテゴリは、店の魅力ではなくお客様が使う言葉で選びます。属性は、埋めるための前提条件があるので、そこも表にしました。

対策1|ビジネス名に入れてはいけない情報(ガイドラインの記載と、自店での確認)
入れてはいけない情報 ガイドラインが挙げている例 自分の店で今日確かめる方法
マーケティングのタグライン 不可の例として「ABC 銀行、日本一便利な銀行」「XYZ 薬局 気合いだ!」が挙げられている 登録名から、店名そのもの以外の語をすべて削り、残った文字列が看板と一致するかを見る
営業時間の情報 不可の例として「ベストピザ 24 時間営業」「ABC アウトレット(営業時間外)」が挙げられている 営業時間は名前から外し、営業時間の欄と特別営業時間の欄に入れ直す
電話番号やウェブサイトのURL 不可の例として「エアポート ダイレクト 0120-123-1111」が挙げられている 名前の末尾に番号が付いていないかを確認し、付いていれば電話番号の欄へ移す
サービスや商品の情報 不可の例として「ベライゾン ワイヤレス 4G LTE」「自動車整備のエキスパート、グー」が挙げられている 「〇〇専門」「〇〇が得意な」といった修飾を名前から外し、カテゴリと説明文に移す
所在地情報の表示 不可の例として「神田駅前のABC スポーツジム」「ホリデーホテル(中央自動車八王子インターすぐ)」が挙げられている 駅名・交差点名・「〇〇前」といった語が名前に入っていないかを確認し、入っていれば削除する
出店先の情報 不可の例として「アップルストア(ららぽーと ショッピング センター店)」「グーズバー - 銀座三越」が挙げられている 商業施設内の店舗の場合、施設名が名前に含まれていないかを確認する。住所の欄に入れる
2言語表記・翻字の繰り返し 不可の例として「Kafiex / カフィエクス」「Burger King バーガーキング」。実店舗の看板にそう表示されている場合でも認められないと明記 ローマ字と日本語を併記していないかを確認し、どちらか一方に統一する
特殊文字・法的用語 「%$@/"」などの特殊文字や、社名と直接関係のないLLC・LTD・INCなど。含めるには看板・名刺・請求書などの証明の提出が必要とされている 屋号に株式会社などを付けて登録していないかを確認し、付けている場合は証明できる書類があるかを確かめる
対策1|基本情報の4項目とガイドラインの規定、自店での確認
項目 ガイドラインが定めていること 自分の店で今日確かめる方法
オーナー確認 編集と顧客とのやり取りには確認が必要。写真と動画の表示にも確認の完了が必要。郵送のコードは通常14日以内に届き30日で失効、審査は最長5営業日 プロフィールに「オーナーですか?」の表示が残っていないかを確認し、残っていれば今日申し込む
ビジネス名 店舗・ウェブサイト・ビジネスレターで一貫して使い、顧客に認知されている名称のみ。不要な情報を含めると停止される場合がある 看板の文字を写真に撮り、登録名と1文字ずつ突き合わせる。違えば看板に合わせる
住所とピンの位置 詳細かつ正確に。部屋番号・階数・建物番号を含めてよい。掲載する住所にはビジネスの名称の掲示を常設する必要がある。ピンは自分で指定できる 最寄り駅から経路案内を使い、到着地点に立って入口が見えるかを確かめる。見えなければピンを動かす
営業時間 顧客に対応可能な通常の営業時間を入力。業種別の決め方あり。日によって活動が変わる業態や完全予約制のビジネスは営業時間を指定しない 定休日の当日に自店を検索し、閉店中と表示されるかを確認する。予約制なら営業時間を外す判断をする
電話番号 個々のビジネス拠点に直接つながる番号を指定。総合受付センターではなく拠点の番号。追加料金のかかる番号は使用不可 登録されている番号に自分でかけ、自店で鳴るかを確認する。転送のまま古い番号が残っていないか調べる
ウェブサイト 実際のビジネス拠点とは異なる場所、または実際のウェブサイトとは異なるランディングページへリダイレクトするURLは指定できない。SNSのページも含む 登録しているURLを自分で開き、現行のページかどうか、途中で別ドメインに飛ばないかを確認する
プロフィールの重複 ビジネスプロフィールはビジネスにつき1つのみ。複数作成するとGoogleマップとGoogle検索で表示に問題が発生することがある 店名と旧店名の両方で検索し、閉店したはずの古いプロフィールが残っていないかを確認する
対策2|カテゴリ選定でやりがちな誤りと、ガイドラインの考え方
やりがちな選び方 ガイドラインの考え方 自分の店で今日確かめる方法
思いつくカテゴリを10個以上登録する 中心となる事業内容を示すカテゴリのみを可能な限り数少なく設定する、と定められている 登録済みのカテゴリを紙に書き出し、「これは事業そのものか、事業に含まれるものか」を1つずつ判定する
設備をカテゴリにする 保有している設備を示すことではなく事業内容を総合的に示すことが目的。プール付きモーテルの「水泳プール」は間違いとされている 「〇〇あり」で言い換えられるカテゴリを削除し、属性の欄に移せないかを確認する
一部のメニューをカテゴリにする デザートメニューもあるハンバーガー店に「デザート専門店」は間違いとされている 売上構成比を出し、上位に来ない商品のカテゴリを外す。メニューの欄で伝える形に変える
キーワードをカテゴリ代わりに使う キーワードそのもの、または事業の属性を示すカテゴリは使用しない、と明記されている カテゴリ名が一覧から選んだものか、自分で入力したくなった語かを区別する
併設事業のカテゴリを足す 別組織が運営する事業のカテゴリは使わない。ホテル内レストランなどはプロフィールを2つに分け別名称にする 店内に別事業(テナント・提携)があるかを確認し、あれば分けるべきかをガイドラインの例と照合する
一般的すぎるカテゴリで済ませる できるだけ具体的で、かつ中心となる事業内容を示すカテゴリを選択する、と定められている 自店を一言で言い表す語を紙に書き、カテゴリ一覧でその語に最も近いものを探し直す
複数店舗でカテゴリがばらばら すべてのビジネス拠点で、事業内容全体を最もよく表す共通のカテゴリを指定する、と定められている 2店舗以上ある場合、全店のカテゴリを一覧にして並べ、違いがある行を洗い出す
対策2|属性の主な種類と、埋めるための前提条件
属性の種類 ヘルプが定める判定の基準 自分の店で今日確かめる方法
車椅子対応の入り口 入り口の幅が1メートル以上で段差や階段がない場合に「はい」。階段がある場合は常設または取り外し可能なスロープが必要。回転ドアのみは「いいえ」 入口の有効幅をメジャーで測り、敷居や框の段差の高さをミリ単位で記録する
車椅子対応のトイレ 入り口の幅が1メートル以上で段差や階段がないこと。車椅子で入る個室も入り口の幅が1メートル以上必要 トイレのドアを開けた状態で開口の実寸を測り、個室の内寸も合わせて記録する
車椅子対応の座席 主要エリアに段差や階段がなく、テーブルまで車椅子で移動して席に着ける十分なスペースがあること。立って使う高さのテーブルは「いいえ」 テーブルの天板下の高さと、椅子を1脚外したときの通路幅を測る
車椅子対応の駐車場 バリアフリーのニーズに対応するための専用駐車スペースがある場合に「はい」。通常は地面や看板、標識に特定のマークが付いているとされる 敷地内の駐車区画を数え、専用区画の有無とマークの有無を写真で記録する
車椅子対応のエレベーター 店舗に複数のフロアがあり、車椅子で利用するのに十分な広さのエレベーターがある場合に「はい」 2階以上の区画なら、共用エレベーターのかごの内寸と扉の有効幅を管理会社に確認する
設備・支払いの属性 テラス席やWi-Fiの有無などをユーザーに知らせる欄。一部は来店した顧客からの情報に基づいて自動的に入力される レジで実際に使える決済手段を書き出し、属性の記載と1つずつ照合する
編集の反映時間 編集内容の審査にかかる時間は通常10分ほど、場合によっては最大で30日かかると記載されている 変更した日付を控えておき、翌日と1週間後の2回、実際の表示を確認する

対策3|写真を種類ごとにそろえる

内装にお金をかけたなら、ここがいちばん効きます。外観、店内、商品、スタッフ。ヘルプが示す最低枚数と、自店で撮る対象を表にしました。

対策3|写真の種類とヘルプが示す最低枚数、自店で撮る対象
種類 ヘルプが示す最低限の追加数とヒント 自分の店で撮る対象を決める方法
外観 効果的な外観の写真を少なくとも3枚。来店が予想されるすべての方角から、さまざまな時間帯の様子がわかる写真を 駅・駐車場・バス停など、来店経路を紙に書き出し、それぞれの方角から歩いて近づきながら撮る
店内 効果的な店内の写真を少なくとも3枚。お客様として店内にいるときの様子がありのまま伝わるように 入口を入った位置、席に座った位置、レジや受付から見た位置の3か所を固定の撮影位置と決める
商品 取り扱っている商品の写真を少なくとも3枚。人気が高いアイテムを、照明が均等にあたるようにして撮る 直近3か月の売上上位3品目を集計し、その3つを必ず含める
サービス サービスの内容を表す写真を少なくとも3枚。スタッフがさまざまな種類のサービスを提供している写真、専門サービスの写真 メニュー表の上から3つを選び、その施術・作業中の様子を1枚ずつ撮る
食べ物や飲み物 販売している食べ物や飲み物の写真を少なくとも3枚。最も人気が高いものを、照明が均等にあたるようにして撮る 注文数の上位3品を伝票から数え、実際に提供する器と量のまま撮る
共有エリア それぞれの共有エリアの写真を少なくとも1枚ずつ。雰囲気が伝わる写真を 待合・洗面・キッズスペースなど、席以外で人が滞在する場所をすべて数え上げる
チーム 経営陣や従業員の写真を少なくとも3枚。少しくだけた様子を見せると人間味が加わる 掲載の可否を全員に確認し、承諾が取れた人数分だけ撮る。断られたら無理に載せない
品質の基準 JPGまたはPNG、10KBから5MB、推奨解像度は縦横720ピクセル、最小は縦横250ピクセル。大幅な加工や過度のフィルタやAIの使用は避ける 掲載済みの写真を1枚ずつ開き、加工しすぎて実物と色が違うものを外す

対策4|口コミへの返信と、依頼の線引き

口コミの依頼には越えてはいけない線が二本あります。見返りを渡すこと、内容を指定すること。どちらもガイドライン違反です。

返信は書き方が決まっています。低い評価にこそ返信します。読んでいるのは書いた本人ではなく、次に来る人だからです。

対策4|口コミの依頼が二本の線のどちら側にあるか
やろうとしている行為 Googleのポリシー/景品表示法の告示それぞれでの扱い 自分の店で取るべき対応
会計時にQRコードを渡し、書くかどうかは任せる Googleは許可。インセンティブを提供せず内容に影響を与えようとせずに投稿を募る行為として明記。告示の対象にもならない レシートや名刺サイズのカードにQRコードを印刷し、手渡すだけにとどめる運用に変える
口コミを書いたら次回100円引き Googleは禁止。クチコミの投稿と引き換えにインセンティブを提供する行為に当たる。告示の側は、内容の指示がなければ通常は事業者の表示に当たらないとされる Googleの線に合わせて中止する。割引はクチコミと切り離し、再来店の特典として設計し直す
星5を付けることを条件に割引 Googleは禁止(インセンティブかつ評価の操作)。告示の側でも、事業者が表示の内容を決定しているとして事業者の表示に当たるとされる ただちに中止する。二本とも越えているため、実施していた場合は掲示物と口頭案内をすべて撤去する
満足された方にだけ声をかける Googleは禁止。肯定的なクチコミを選択的に募る行為として明記されている 声をかける対象を「全員」か「誰にもかけない」の二択にし、スタッフ間で基準を統一する
スタッフに件数のノルマを課す Googleは禁止。一定数のクチコミを募るよう販売者がスタッフに要求することが例として挙げられている 件数の目標を管理指標から外す。代わりに返信率と返信までの日数を指標にする
担当者名を書いてほしいと頼む Googleは禁止。スタッフを特定するコンテンツなど具体的なコンテンツを含むクチコミを募るよう要求することが例として挙げられている 依頼の文言から内容の指定をすべて削り、「よろしければご感想をお願いします」までにとどめる
従業員が自分のSNSで自店を宣伝する 告示の側で問題になり得る。運用基準は、販売を促進することが必要とされる地位や立場にある者の表示は事業者の表示に該当し得るとしている 販促目的の投稿を行う従業員には「広告」等の表示を付けさせる。個人の感想と販促を分けて運用する
自社サイトに口コミを引用する 告示の側で注意が必要。運用基準は、恣意的に抽出せず内容に変更を加えずそのまま引用する場合は事業者の表示に当たらないとしている 好意的なものだけを選んで載せていないかを確認する。抜粋する場合は無作為に選ぶ手順を決める
対策4|口コミへの返信で書くことと、書いてはいけないこと
場面 ヘルプが挙げている対応 自分の店での具体的な進め方
好意的な口コミが付いた 新着情報や関連情報を知らせたい場合は返信する。すべてのクチコミに感謝の意を公開する必要はないと明記 定型の御礼文をやめ、書かれた内容に関係する情報(季節のメニュー、混みにくい時間帯)を1行足す
否定的な口コミが付いた 投稿者とその訪問に関する記録を確認する。誠実に対応し、対応できることとできないことを説明する 返信を書く前に、日付から予約簿・伝票・シフトを照合し、事実関係を紙に整理してから書き始める
こちらに非がある 起きてしまったミスについては誠意をもって対応する。必要に応じて謝罪し、共感を示す 謝罪だけで終えず、再発を防ぐために何を変えたかを1文で書く。変えていないなら書かない
こちらに非がない 責任を負うことを避け、現時点で対応できることと対応できないことを説明する 反論の形にせず、条件(席数、待ち時間、駐車台数)を数字で示して、判断材料として提示する
個人が特定される内容がある クチコミ投稿者の個人情報を公開したり、個人的に攻撃したりしない。Googleマップ上でも直接対応する場合でも同様 返信に来店日時・注文内容・担当者名を書かない。詳細は電話またはメールで個別に連絡する旨だけ書く
ポリシー違反が疑われる コンテンツポリシーに違反していると思われる場合は違反を報告できる。関連性のないコンテンツ、宣伝と勧誘、なりすましなどが対象 報告の前に、どのポリシー項目に当たるかをページ上で特定し、その項目名を控えてから手続きする
返信が遅れている 返信を速やかに行うことで、顧客のフィードバックや体験を重視していることをアピールできる 週に1度、曜日を決めて未返信を確認する。返信率と返信までの日数を月次で記録する

対策5〜7|機能の使い分け、数字の読み方、実物との一致

投稿、商品、サービス、予約リンク。それぞれ役割が違い、制約も違います。

インサイトの数字は、そのままでは意味が分かりません。「経路案内」を来店数に読み替えると、効果が見えます。

最後に、実物とプロフィールをそろえます。営業時間、価格、内装。ずれていると、来た人の評価が下がります。

対策5|機能ごとの役割と、公式ヘルプに書かれている制約
機能 役割とヘルプに書かれている制約 自分の店で今日決めること
投稿(最新情報) ビジネスに関する情報を共有する。説明・写真・動画とリンク付きの操作ボタンを追加できる。6か月経過でアーカイブされる 改装・新メニュー・営業時間の変更という3つの場面で必ず投稿する、と社内の運用ルールに書く
投稿(特典) プロモーションセールやお得情報を発信する。タイトル・日付・時刻の指定が必須で、「特典を表示」ボタンが自動で追加される 終了日を必ず入れる運用にする。終わった特典が残り続けないよう、投稿時に終了日を先に決める
投稿(イベント) 拠点でのイベントを宣伝する。開始日と終了日、開始時刻と終了時刻を追加する。時刻を指定しない場合は24時間続く扱い 体験会・撮影会・セミナーなど、日付のある催しをすべて洗い出し、投稿の対象にするか決める
投稿の禁止事項 投稿コンテンツに電話番号を含めることは許可されない。含まれていると不承認になる場合がある 過去の投稿を開き、本文に電話番号が入っているものを探して削除または修正する
商品 対象の国または地域の小売業者のみ利用可能。自動掲載を利用できる国は米国・カナダ・英国・アイルランド。規制対象商品は禁止 自店で利用できる状態かを管理画面で確認し、使えない場合は写真とメニューに力を移す
メニュー・サービス 利用可能な商品やサービスの内容を表すものであること。人気メニューのみのサンプルや抜粋は送信できない。第三者の注文・配達サービスへの直接リンクは不可 掲載中のメニューが全品目を網羅しているかを確認し、抜粋になっていれば全品に差し替える
予約リンク(プロバイダ) 予約プロバイダ経由で管理すると顧客に予約のリマインダーが届く。プロバイダは1週間以内にプロフィールに表示される すでに使っている予約システムが対応プロバイダかを確認し、対応していれば連携を申し込む
予約リンク(独自) ビジネスプロフィールに独自のリンクを追加できるが、カスタムリンクのパフォーマンスデータは利用できない 独自リンクを使う場合、リンク先のアクセス解析側で流入を計測する仕組みを先に用意する
対策6|指標の定義と、来店への読み替え方
指標 ヘルプの定義と注意点 自分の店での読み替え方
閲覧数 Google検索とGoogleマップでプロフィールを閲覧したユーザーの数。ユニークユーザー数で、同じ日の複数回は1回としてカウント 「1か月に何人が自店を見たか」と読む。商圏人口と並べて、届いていない層がどこかを考える
検索(検索語句) ビジネスの検索に使用された検索語句。毎月月初に更新され、表示までに5日ほどかかることがある。検索語句は直接管理できない 店名の指名検索と、業種・地域名などの一般語の比率を数える。一般語がゼロならカテゴリを見直す
ルート(経路案内) ビジネスへのルートを検索したユーザーの数。複数回のタップ、キャンセル、スパムを考慮した集計方法に変更されている 「行くと決めた方の数」と読む。閲覧数に対する比率を月ごとに並べ、下がった月に何を変えたかを記録する
通話数 ビジネスプロフィールの通話ボタンがクリックされた回数。トラッキングには電話番号の追加が必要 営業時間内に取り逃した電話の本数と突き合わせる。差が大きければ人員配置か留守番の設定を見直す
ウェブサイトのクリック プロフィールに表示されたウェブサイトへのリンクのクリック数 自店サイトの解析側の流入数と突き合わせ、リンク先が正しく開いているかを確認する
予約 ユーザーが完了した予約の数。データを取得するには予約プロバイダ経由で予約を管理する必要がある プロバイダ経由に切り替えていない場合、この欄は空になる。切り替えの可否を先に判断する
メニュー 1日あたりのユーザーごとのメニューコンテンツでのクリック数。メニュー写真、メニューのリンク、構造化されたメニューデータが含まれる 価格を見られている回数と読む。閲覧数に対して極端に低ければ、メニューの掲載位置と網羅性を疑う
特典 プロフィールに表示された特典がユーザーに閲覧され、クリックされた回数 特典の投稿を出した月と出さなかった月で、経路案内の件数に差が出たかを比べる
データのダウンロード スプレッドシートでデータを確認できる。複数プロフィールを1つのスプレッドシートに一括ダウンロードできる 毎月1日にダウンロードし、月次の推移表を自分で作る。管理画面の期間指定だけに頼らない
対策7|実物とプロフィールがずれる場所と、その直し方
ずれる場所 ずれていると起きること 自分の店で今日確かめる方法
外観の写真と実際の外観 現地に着いても目の前の建物が探していた店だと認識されず、通り過ぎられる。改装費が来店に変わらない 掲載中の外観写真をスマートフォンに表示し、店の前に立って実物と見比べる。色・看板・建具の3点を照合する
看板の文字とビジネス名 ガイドラインは掲載する住所にビジネスの名称の掲示を常設することを求めている。看板と登録名が違うと、店に着いても確信が持てない 看板を写真に撮り、登録名と1文字ずつ突き合わせる。ローマ字と日本語の併記も確認する
入口の見え方とピンの位置 到着地点から入口が見えず、建物の周囲を歩き回ることになる。雑居ビルの2階以上でとくに起きやすい 経路案内で到着した地点に立ち、そこから入口が見えるかを確認する。見えなければピンを動かすか、外観写真に入口の目印を含める
店内写真と実際の内装 改装前の写真が残っていると、候補の段階で外される。逆に加工しすぎだと来店後に落差が生まれ、口コミに残る 直近の改装日と、掲載中の写真の投稿日を並べる。改装日より前の写真が1枚でもあれば差し替える
属性と実際の設備 車椅子対応などの属性が実態とずれていると、条件で絞り込んだ方が来店して入れない、という最も避けたい事態になる 属性の一覧を印刷して店内を1周し、「はい」を付けた項目を実物で1つずつ確かめる
営業時間と実際の営業 営業中と表示されている時間に閉まっていると、来店を決めた方が閉まった店の前に立つ。低評価の口コミに直結する 定休日と、営業時間を短縮した日の当日に、自店を検索して表示を確認する
価格帯とメニューの記載 抜粋のメニューしか載せていないと、価格の見当がつかず候補から外れる。ガイドラインも抜粋メニューを認めていない 掲載中のメニューと、店内のメニュー表を並べ、載っていない品目と価格の改定漏れを探す
照明の明るさと写真の明るさ 写真だけを明るく補正すると、来店後に「思っていたより暗い」となる。差は口コミの本文に残り、削除できない 加工なしで撮った1枚と、掲載中の写真を並べる。差が大きければ、写真ではなく照明のほうを直す判断をする

今日から2週間でやる手順

1日目から順に、やることが決まっています。オーナー確認、基本情報、カテゴリ、写真、口コミへの返信。1日30分で足ります。

今日から2週間でやる手順
  1. 1日目|オーナー確認の状態を確認し、済んでいなければ申し込む。郵送を指定された場合はコードが届くまで14日ほどかかるため、この日から他の工程と並行して進める。コードを待つ間はビジネス名・住所・業種を編集しない。
  2. 2日目|ビジネス名を看板と一致させる。看板を撮影し、登録名と1文字ずつ照合する。タグライン・営業時間・電話番号・所在地情報・施設名が名前に入っていれば削除する。
  3. 3日目|住所とピンの位置を確認する。最寄り駅から経路案内を実際に使い、到着地点に立って入口が見えるかを確かめる。見えなければピンを動かす。階数と部屋番号を住所に追加する。
  4. 4日目|営業時間と電話番号を直す。定休日、年末年始などの特別営業時間を入れる。登録した番号に自分でかけて自店で鳴るかを確認する。完全予約制なら営業時間を指定しない判断も検討する。
  5. 5日目|カテゴリを絞る。登録済みのカテゴリを紙に書き出し、「事業が何であるか」で判定して減らす。設備・一部メニュー・キーワードのカテゴリを外す。
  6. 6日目|属性を実物と照合する。入口の有効幅、段差、トイレの開口、テーブル下の高さをメジャーで測り、記録する。測った値をもとに属性を更新する。
  7. 7日目|外観を撮り直す。来店経路の方角を紙に書き出し、方角ごとに1枚以上、合計3枚以上撮る。昼と夜の2つの時間帯で撮る。
  8. 8日目|店内・商品・サービスを撮り直す。種類ごとに3枚以上を目標にする。加工はしない。撮影後、改装日より前の古い写真を削除する。
  9. 9日目|メニューと説明文を整える。メニューは抜粋ではなく全品目を掲載する。説明文の先頭2行だけを他人に読んでもらい、何の店か伝わるかを確かめる。
  10. 10日目|予約リンクを設定する。使っている予約システムが対応プロバイダかを確認し、対応していれば連携する。独自リンクを使う場合は、リンク先の解析で計測できるようにする。
  11. 11日目|口コミの依頼方法を決める。インセンティブと内容の指定をすべて外し、リンクまたはQRコードを渡すだけの運用に統一する。掲示物と口頭案内の文言を書き換える。
  12. 12日目|未返信の口コミにまとめて返信する。否定的なものから着手し、返信前に予約簿・伝票・シフトで事実を確認する。個人が特定される情報は書かない。
  13. 13日目|インサイトの数字を記録する。閲覧数・検索語句・ルート・通話数・ウェブサイトのクリック・メニューの6つを表に書き写す。これが比較の起点になる。
  14. 14日目|運用ルールを1枚にまとめる。更新が必要になる場面(価格改定・決済追加・レイアウト変更・改装・電話番号変更)を書き出し、そのときに開く手順書として残す。

あわせて読みたい

よくある質問

ここでは、店舗の方から実際に多く受ける質問のうち、 公式ヘルプや告示・運用基準を確認しないと答えが出せないものを4つ選びました。 いずれも、確認できた記述の範囲でお答えします。 確認できなかったことは「確認できなかった」と書きます。

なお、Googleのヘルプの記述は予告なく変更されるため、実行の前には必ず最新の内容をご自身で確認してください。 記載内容はいずれも2026年8月23日に確認したものです。

Googleビジネスプロフィールを整えれば、地図検索の順位は上がりますか?

上がるとは断言できません。 Googleビジネスプロフィールヘルプの「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」は、 ローカル検索結果が主に関連性・距離・知名度の3つに基づいて表示され、 これらの要素を組み合わせて最適な検索結果が表示される、と説明しています。

同じページには、Googleはランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておらず、 検索アルゴリズムの詳細は、すべてのユーザーにとって可能な限り公平なランキングシステムを構築するために機密情報となっている、とも明記されています。

したがって、どの作業をどれだけやれば何位になる、という予測は誰にもできません。

同ページが明記しているのは、オーナー確認を行うと検索結果にビジネス情報が表示される可能性が高くなること、 ビジネス情報の内容が充実していて正確なほどローカル検索結果に表示される可能性が高くなること、 知名度はビジネスにリンクしているウェブサイトの数やクチコミの数などの情報にも基づくこと、の3点です。

順位そのものを目標に置くと、確かめようのない数字を追うことになります。 目標は、プロフィールの経路案内・通話・ウェブサイトのクリックといった、 自分の管理画面で数えられる行動の数に置いてください。

口コミを増やすために、割引や粗品をお渡ししてもよいですか?

Googleのポリシーでは禁止されています。

マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー「禁止または制限されているコンテンツ」の「虚偽のエンゲージメント」の項は、 販売者が、クチコミの投稿や否定的なクチコミの修正または削除と引き換えに、 インセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)を提供する行為を禁止しています。

同じページの「評価の操作」の項も、企業が提供するインセンティブが誘因となって投稿されているコンテンツを評価の操作に当たるとし、 否定的なクチコミの投稿を妨げること、肯定的なクチコミを選択的に募ることも禁止しています。

許可されているのは、インセンティブを提供せず、評価やクチコミの内容に影響を与えようとせずに、 実体験に基づくコンテンツの投稿を募ったり促したりする行為だけです。 一方、景品表示法の側では線の位置が違います。

消費者庁の「ステルスマーケティングに関するQ&A」Q6は、 口コミ投稿を行うことを条件にサービスを割引価格で提供する場合、 投稿内容の指示が含まれておらず割引程度の対価であれば、通常は事業者の表示には当たらず告示に違反しない、としています。

ただし星5を付けることを条件とする場合や、推奨するコメントをすることを条件とする場合は、 事業者が表示の内容を決定しているといえるため事業者の表示に当たる、とされています。 つまり、景品表示法では違反にならない行為でも、Googleのポリシーでは禁止されている、という二重の線引きがあります。

プロフィールを使い続けたいのであれば、厳しいほう、つまりGoogleの線に合わせてください。

内装を改装したら、Googleビジネスプロフィールでは何をすればよいですか?

少なくとも4つあります。 第一に写真の差し替えです。

「ビジネスプロフィールに表示するビジネス固有の写真に関するヒント」は、 外観の写真を少なくとも3枚、店内の写真を少なくとも3枚追加することを勧めており、 外観については、お客様が来店することが予想されるすべての方角から撮ること、 さまざまな時間帯の様子がわかる写真をアップロードしてみることをヒントとして挙げています。

改装で外観や入口が変わったなら、この外観3枚と店内3枚を撮り直さないかぎり、地図に出ているのは工事前の店のままです。 第二に属性の見直しです。

「ビジネスの属性を管理する」は、車椅子対応の入り口について、 施設の入り口の幅が1メートル以上あり段差や階段がない場合に「はい」を選ぶ、 1段以上の階段がある場合は常設のスロープか取り外し可能なスロープがあることが必要、と説明しています。

段差をなくした、スロープを付けたといった改装は、この属性の値を変える工事です。 第三に営業時間です。改装期間中の休業は特別営業時間で示せます。

第四に投稿です。 「ビジネスプロフィールの投稿を作成、管理する」によれば、最新情報の投稿にはリンク付きの操作ボタンを追加でき、 6か月が経過した投稿は期間が設定されていなければアーカイブされます。 リニューアルの告知は、この最新情報の投稿で行います。

なお、編集内容の審査には通常10分ほど、場合によっては最長で30日ほどかかることがある、とヘルプに記載があります。 オープン当日に直しても間に合わないことがあるため、逆算して着手してください。

低い評価の口コミが付きました。削除できますか。どう返信すればよいですか?

内容が気に入らないという理由では削除できません。 削除を申し立てられるのは、Googleのコンテンツポリシーに違反している場合です。

「禁止または制限されているコンテンツ」は、実体験に基づいていないコンテンツ、なりすまし、ハラスメント、 個人情報、宣伝と勧誘、関連性のないコンテンツなどを禁止しており、 その場所での体験に基づかない一般的・政治的・社会的な論評や個人的な不満は許可されていない、と明記しています。

競合他社のお店やビジネスについて評判を傷つけるコンテンツを投稿する行為も禁止です。 これらに当たると考えられる場合は、 ビジネスプロフィールヘルプ「ビジネスプロフィール上の不適切なクチコミを報告する」の手順で報告してください。 当たらない場合は、残ることを前提に返信します。

ヘルプ「クチコミを増やすためのヒント」は、否定的なクチコミへの返信について、 投稿者の個人情報を公開したり個人的に攻撃したりしないこと、 投稿者とその訪問に関する記録を確認すること、 起きてしまったミスには誠意をもって対応する一方で、 自分たちに非がないことについては現時点で対応できることとできないことを説明すること、 必要に応じて謝罪すること、返信に名前またはイニシャルを添えると返信の信頼性を高められること、 速やかに返信することを挙げています。

返信は投稿者ひとりではなく、これから読む大勢の方に向けた文章です。 言い訳を書くと読んだ方が離れ、事実と対応を書くと残ります。

まとめ|地図で選ばれるための7つの対策

地図の対策は、順位を上げる技術ではありません。店の情報を、探している人に正しく届ける作業です。

経路案内が月に何件増えれば、いくらの売上になるか。この計算をしておくと、どこまで手をかけるかを自分で決められます。

経路案内を売上に翻訳する計算の手順(数値はすべて仮の例です)
段階 計算の内容と例 自分の店で用意する数字
1|来店率を測る 月の経路案内の件数と、地図を見て来られた新規のお客様の人数を割り算する。例では36÷120=30% 会計時に来店経路を伺う欄を日報に作り、1か月だけ記録する。精度より継続を優先する
2|1人あたりの粗利を出す 客単価×粗利率。例では3,500円×60%=2,100円 直近3か月の売上と原価から粗利率を計算する。人件費を含めるかどうかを先に決める
3|増加分を粗利に直す 増えた経路案内×来店率×1人あたり粗利。例では40件×30%×2,100円=2万5,200円 作業を始める前の月の経路案内の件数を控えておく。比較の起点がないと増減が測れない
4|1日あたりに直す 月の粗利増÷営業日数÷客単価。例では2万5,200円÷25日÷3,500円=1日あたり約0.3人 自店の月間営業日数を確定させる。定休日と臨時休業を含めた実績で計算する
5|リピートを足す 初回・2回目・3回目の来店確率を掛けて延べ回数にする。例では12人が延べ17.4回、粗利3万6,540円 再来店率を予約簿や会員データから概算する。分からなければ計算から外し、初回のみで判断する
6|逆向きに計算する 写真を差し替えず来店率が30%から20%に落ちた場合、月3万6,540円、年間43万円台の機会損失 直近の改装日と、掲載写真の最終更新日を並べる。差が開いているほど損失は大きい
7|内装費と並べる 内装800万円を10年で償却すると月6万7,000円。地図の作業で埋められる割合を見る 自店の内装工事費と償却年数から、月額の負担額を計算して並べる

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